水泳は続くのに筋トレは続かない理由━心地よさと継続の工夫

水泳は続くのに筋トレは続かない理由━心地よさと継続の工夫

水泳はゆるく続けられるのに、筋トレはサボりがちになってしまう理由


私は1年半ほど前からジム通いを始め、現在では月に20日ほどのペースで水泳を続けています。ジムに通い始めた当初は、どちらかというと筋トレをメインにしたいという気持ちが強く、筋トレ中心のメニューで取り組んでいました。筋トレ2回に対してプール1回という割合で通っていた時期もあり、時には筋トレだけをして帰る日もありました。


しかし、そんな筋トレ中心の生活は長くは続かず、徐々にプールの回数が増えていきました。最近ではほとんど筋トレをせず、プールで20〜30分ほど泳いで帰るという、ゆるやかなジム通いのスタイルに落ち着いています。


冷静に振り返ってみると、なぜ筋トレは続かず、水泳は続いているのか。その理由を考えてみると、やはり私の場合、運動後の「気持ちよさ」が大きく関係しているように思います。筋トレよりも水泳の方が、終わった後の爽快感が格段に心地よいのです。


そして何より、水の中で浮かぶ無重力のような感覚。クロールで肩を大きく回し、平泳ぎで体をピンと一直線に伸ばす。その一連の動きが、水中で浮いた状態で行われることによって、身体が解放されるような快感を覚えるのです。これは筋トレでは味わえない、特別な心地よさだと感じています。


とはいえ、心の中では「筋トレもやらなきゃ」と思っているもう一人の自分もいます。なので、もう少し涼しくなったら、筋トレも再開しようと考えています。


本来であれば、自分の限界に近い重さで10回×3セットなど、しっかりと負荷をかける筋トレが必要なのかもしれません。でも私の場合、水泳もそうですが「継続すること」を第一の目的にしているので、無理はしないように気をつけています。


プールでも、今日はちょっと疲れているなと思えば泳がずに歩くだけにしたり、休み休み泳いだりと、その日の体調に合わせて無理なく続けています。


何往復も一生懸命泳いでいる高齢者の方を見ると、本当にすごいなぁと頭が下がります。いつか私も、あのような姿になれたらいいなと思っています。


筋トレも、軽い負荷でもいいので、筋肉に刺激を与える程度の運動を、ゆるくでも継続していけたらと思っています。
いずれにしても、健康寿命を伸ばすためには、やはり「体が資本」です。体が普通に動かせる時間を1年でも長くするために、80歳、90歳になっても水泳や筋トレができるような自分を目指して、毎日を大切に過ごしていきたいと思っています。



ではまた。
杉山カピバラ